サラダバーで結納

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魂は、あるか? ~「死ぬこと」についての考察

著者の渡部昇一は死後の世界がある方に賭けた。

なぜなら、損がないからだ。

魂は、あるか? ~「死ぬこと」についての考察~ (扶桑社新書)

魂は、あるか? ~「死ぬこと」についての考察~ (扶桑社新書)

 

 パスカルというフランスの哲学者、実験物理学者、数学者、思想家、宗教家であった人物がいる。

そのパスカルの「パンセ」という本に賭けの精神について書かれたところがあった。

「神、あるいは死後の世界はあるかないか」と問いかけられたとき、すでに「あるかないか」の賭けにのっており、どちらかに賭けなければならない。

ならば、どちらに賭けたほうが利益が大きいかを考えてみればいい。

もし、「神はない」のほうに賭けて神も死後の世界もないとしたらそれだけの話。無になるだけである。

しかし、もし神がいて死後の世界があったとするならば賭けに負けるし、大変なことになる。

それに対して、「神はいる」の方に賭けて勝ったら丸儲けである。

もし「神はいなかった」としても、何も損はしない。無になるだけである。

ということは、損しないのだから「神はいる。死後の世界はある」に迷わずかければいいとパスカルは言うのである。

そして、死後の世界がある方に賭けることが信じることにつながるのである。

 

著者の渡部昇一は損しない賭けをした。

死後の世界がある方に賭けたのだ。

 

人は死にぎわに、何を見るのか: 臨終の言葉でわかった死の過程と死後の世界

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プルーフ・オブ・ヘヴン―― 脳神経外科医が見た死後の世界 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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不滅を信じることにしたら、恐怖がなくなった

ずっとやる気が出なかった。

その理由は明確にわかっていて「どうせ死んで無になるから」というもの。

無になるから頑張れないし、無になるから何もやる気になれなかった。

何をしても「死んだらなくなる」と思って、何にもハマれなかった。

何年も何年もそうだった。

そのために科学の本を読んだり、心理学やら人生訓やら仏教やらとにかくいろんなものに救いをもとめたが無理だった。

「死んだら無になる」という前提自体が変わらないから無理だった。

 

変わることなくずっとそう思っていたある日。

ベッドの中で「不滅を信じてみるか」と急に思った。

本当に急だった。

不滅であるという証拠は何一つないにもかかわらず、それを信じることが出来た。

今までだったら出来なかったことで、なぜか急にそれが出来た。

その瞬間から無気力はなくなった。

「死んでも無にならない」と思えるようになっただけで、無気力は終わった。

 

 

無気力が終わってどうなったのかといえば、恐怖がなくなった。

死んだら無になるという不安があったから病気、老化、死が怖かったのだが、それがなくなった。

死んでも無にならないのだから、病気で死のうが、老化して死のうが怖くない。

まったくもって怖くない。

 

 

変わらないところも当然ある。

それは一生懸命になれないところだ。

前は「どうせ死ぬから一生懸命になれない」だったが、これが「どうせ不滅なんだから一生懸命になれない」になった。

不滅なんだから頑張ってやる必要なんて何もない。

 

というか、肉体がある間にやれることなんてどうでもいい。

いくら不滅を信じているからといっても、肉体が滅びるのは間違いない。

私が言う不滅は「意識が消滅しない」というものだからだ。

永遠に消えないのに肉体がある80年間のことを重要視する必要がない。

要するにこの世に興味がないのだ。

まったくもって興味がない。

不滅なのだからこの世にわざわざ興味を持つ必要がないのだ。

 

じゃああの世に興味があるのかというと、そうでもない。

なぜなら、あの世のことなどまったくわからないからだ。

あの世のことなんて何から何までわからない。

私は意識の不滅を信じているだけで、あの世があるとは思っていない。

だから、あの世のことにも興味がない。

 

 

この世にもあの世にも興味がない。

何にも興味は持っていない。

ただ不滅であるということだけを信じているだけ。

 

不滅 (集英社文庫)

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不滅の意識 ― ラマナ・マハルシとの会話

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一体全体何がしたいのか

やりたいことがない。

まったくない。

生きたいと思ってない。

死にたくないとも思ってない。

いったい何がしたいのかわからない。

まったくもってわからない。

 

「一体全体俺は何してるんだろう」が口癖になっている。

本当に何しているのだろうか。

生きたいとも思っておらず、死にたくないとも思っていない。

やりたいこともなければ、ほしいものもない。

でも生きている。

ただ生きている。

なんのために生きているのかわからない。

本当にわからない。

 

例えば、宝くじがあたって6億円手に入ってもたぶん何したらいいのかわからないし、やりたいこともでてこないだろう。

それほどになんにもない。

何もないのだ。

何もなさすぎて、どうしようもない。

言葉で表せないほどの空虚。

 

 

 

なにもない空間 (晶文選書)

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なにもない旅 なにもしない旅 (知恵の森文庫)

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