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サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

「脳はここまで解明された」

カオス工学で有名な合原一幸が編著者となっているこの本。

合原が目指しているのは、カオス脳を創りだすこと。

カオス的な反応を行う脳を実際に創りだし、脳を調べようというのだ。

 

甘利俊一は脳の数学理論をつくろうとしている。

だが、問題は脳のことが詳しくわかっていないのだ。

たとえば、今知られていることを元に数学理論を作ったとしても、また新たな要素が見つかったら式を変更しなければならない。

そんなことをやっていたらいつまでたってもイタチごっこである。

そうなると、抽象的な理論が必要なのだという。

 

合原一幸、伊藤正男、松井孝典の3人による対談は読み応えがある。

ミクロなところではわかっていることがいくつもある。

人間にしか存在しない神経細胞の話に驚いた。

だが、こころの話になると手をつけられない。わからないのだ。

個々の機能を解析しても、こころのことはわからない。

 

 

脳は不思議だ。カオスであり、仕組みは複雑で、ゆらいでいる。

脳が完璧に解明される日はくるのだろうか。