サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

科学の栞

カタログを見ながら商品を品定めすることと、実際に商品を手に入れること、どっちが好きですか? と問われたら、私は前者である。そんな問いかけ自体されることはないが・・・。

いいと思うものを探す行為は、期待で一杯になれる時間だ。

これはどうだろうか、あれはどうだろうか。これが手に入ったらこうなるんじゃないだろうか。

そんなことを考えながら、品定めをするのが大好きだ。

 

「科学の栞」はSF小説瀬名秀明の書評集である。しかも、科学書に偏った書評集だ。

私は科学書ばかり読んでいた。科学書以外の本を紹介されて読もうと思うことはほぼない。

そんな私にとっては、科学書ばかりの書評集は最高のカタログだ。

 

書評には中高生向けに書かれたものが多いので、入門に適した本が多く紹介されている。

そういった本を紹介する時の特徴は、科学は楽しいものである、ということを伝えようとするものが多い。

面白さや楽しさ、好奇心を刺激してくれるということを瀬名秀明は伝えようとする。

 

難し目の内容の本を紹介するときは、掘り下げた内容の物が多い。下條信輔の「サブリミナル・インパクト」や池谷裕二の「単純な脳、複雑な私」、ダニエル・C・デネットの「自由は進化する」、「ガリレオの指」、「数学は最善世界の夢をみるか」などなど。

中高生向けの本とは、内容の濃さと値段がまったく違う。

 

 

この本で紹介されているもので読んだことがあるものは、10冊ほどあっただけで、ほとんどは読んだことのない本ばかりだった。

それはまだ読んだことがない、私を期待させてくれる本がたくさんあることを意味していた。

そして、1年後この本をもう一度読んだとき、また読みたいと思う本がでてくるだろう。

その時その時で、自分に響く物は違う。時が立つと変わるものだろう。

 

 

科学の栞 世界とつながる本棚 (朝日新書)

科学の栞 世界とつながる本棚 (朝日新書)

 

 

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