サラダバーで結納

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死にかたがわからない

法医学者の検死メモというサブタイトルがついていることで、この本が法医学の本であることがわかる。

司法解剖の話だ。

死体を見て、解剖し、そこから被害者のことを調べ出すのだ。

 

日々、監察医として活動した時に出会ったエピソードを紹介している本で、夜中に電話がかかってきて検死させられたり、警察に呼び出されたはいいものの待ち時間が長かったりする生活と共に、死体と向き合う話が展開される。

トイレで首をつって死んだ人間を検案すると、季節などの関係もあり、死後一週間といったところだと考えた。だが、昨夜本人と話したという人が現れる。一体全体どういうことなのだろうか。真相は、自殺した人間は寒がりで、トイレに行くときドアの前にストーブを持っていく人間だった。なので、自殺した後ストーブによって死体が暖められたため、検案と死亡時刻がずれたのだ。奥さんにとってはストーブのことだが、監察医からすればイレギュラーな出来事となるのである。

 

 

このような感じでエピソードが紹介されている本だ。

法医学の面白さもあるが、ここのエピソードにも考えさせられる。

 

 

死にかたがわからない―法医学者の検死メモ (集英社文庫)