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サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

バイオーグ・トリニティ 1巻は 今後の展開が気になること間違いなし

漫画

大暮維人という画力が半端ない漫画家と、舞城王太郎という独特な作風を持つ小説家がタッグを組んだ作品が「バイオーグ・トリニティ」だ。

その二人が合わさってやる話がまさかの青春物語。

だが、普通の青春物語なわけもなく、世界観がぶっ飛んでいるのが素晴らしい。

 

この世界には「バイオ・バグ」という病気がある。

両掌に穴が空き、好きなモノを吸い込んで融合できてしまう病気だ。

蝶と融合すれば蝶人間に。

蜘蛛と融合すれば蜘蛛人間に。

ペットの金魚を左手で吸い込み、右手は重機を吸い込んだ結果、融合限界を突破して大惨事をひきおこしたり。

昔、太平洋艦隊と融合してアメリカ軍と武力衝突したバグ部隊があったりしたが、バグがらみの戦争は融合したものを吐き出して元の体にリセットできる薬ができて終結した。

 

舞台となる時代は街中に「穴あき(バグラー)」が当たり前のように存在し、戦車がメガ暴走者へ定時射撃したり、ビルより大きい食虫植物がドラゴンを食べたりと、もはやファンタジー以上にファンタジーでカオスの極みとも言える世界が舞台となっている。

 

 

主な登場人物。

主人公は「藤井」という名の男子高校生。第一話でバグラーになる。

榎本 芙三歩というクラスメイトが大好きでこれが初恋とのこと。

 

もう一人の主人公は「穂坂 正路」という名の男子高校生。藤井の友人で榎本 芙三歩とは幼なじみ。榎本 芙三歩を陰ながら護衛しつづけている。

バグラーを狩るバイオーグハンター9号。

 

ヒロインである「榎本 芙三歩」は、味覚がぶっ壊れている女子高校生。

優しい性格で実にヒロインらしい女の子。彼女もバグラーで「菌糸」を使用する。

 

もう一人のヒロインは「井本 極子」で、藤井と中学からの付き合い。密かに藤井に思いを寄せている。

バグラーで「バイク」と融合したバイク女子校生。姉御肌で面倒見の良い性格。

 

これよりネタバレ

 

 第一巻で物語が大きく動き出すのは、やはり榎本 芙三歩の存在が異様なことが暗示されるところだろう。

「世界がゆらぐ」のを藤井は見てしまった。文字通り世界がゆらいだのだ。

空間が曲がったようになったところ藤井は見てしまった。

そして、バイオーグハンターはそれを見たバグラーを殺す。

バイオーグハンター9号である穂坂は、世界がゆらぐところを見てしまった藤井を殺さなければならない。

藤井を殺すことをバイオーグハンター8号から命令された穂坂は決断し、バイオーグハンター8号と戦うことを選ぶ。

穂坂が死にそうなところに偶然藤井が現れ、藤井はそこで穂坂を穴に取り込んだ。

藤井は穂坂と融合したのだ。

 

 

 

ただの青春ものだとすれば、藤井と穂坂で榎本 芙三歩の取り合いのような展開になるところだが、そんな普通の青春物語のお約束をふっ飛ばしてしまうのが、バイオーグ・トリニティのいいところだ。

人間が人間と融合するという破天荒な展開。

これからどうなってしまうのかさっぱりわからず、榎本 芙三歩も謎のままだ。

これから物語が始まっていくというワクワク感たっぷりの1巻である。