サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

「宇宙の意思」 真に受ける必要は皆無

ハードカバーで565ページという鈍器になる一歩手前の本である。

 Amazonマケプレで3回も注文するハメになった本だ。

注文したら在庫がないからキャンセルになること2回。

ひどい話よ。

宇宙の意思―人は何処より来りて、何処へ去るか

宇宙の意思―人は何処より来りて、何処へ去るか

 

 宇宙の意思というこの本の主題は

「人は何処より来りて、何処へ去るか?」という死生観を通じて「可視の世界と不可視の世界を統合支配する、宇宙の意思とは何か?」について問うことである。

 だそうだ。

 

読み進めていくとなんだかオカルト臭い話入れ込んでいるな~という印象を持つ。

だが、それは意図してやっていることで西洋自然科学ではオカルトとか神秘といった要素は排除されるが、これからの科学はそういった「見えない世界への挑戦」を開始すべきだというのだ。

そもそもミクロの世界を物理学が扱うようになってからは、訳の分からない量子力学などが出てきた結果、東洋神秘思想と西洋自然科学が同じようなことを言い始めた。

だから、科学と宗教の統合は可能だというのだ。

量子論とかが言い始めたことは、ミクロの現象は確率でしかわからないとか、観測という行為によって確定するとか、実在って本当にあるの?みたいな内容のことで、それを東洋思想はずっと前から主張していたってこと。

これはまぁ、よく聞く話だから改めて紹介するようなものでもない。

 

 

 一章から十章までで、いろんなものの死生観を紹介している。

西洋哲学、東洋哲学、西洋宗教、東洋宗教、生物学面、医学面、文学面、芸術面などの死生観が紹介される。

死生観ひとつとってもいろいろあるわけだが、そこからある種のパターンを導き出して死生観をある程度分類にわける。

西洋は生死断絶型の死生観で、肉体と魂と別のものと考えるらしく。

東洋は生死連続型の死生観で、肉体と魂はつながっていると考えるらしい。

と、まぁそういった主張をひとつひとつ紹介していくのは面倒臭いので一気に飛ばして著者のぶっ飛んだ主張を紹介していこうと思う。

 

 

そもそもタイトルの宇宙の意思とは何かといえば、宇宙には目的があって最初から先験的な情報がある、それを宇宙の意思と言っているわけだ。

んで、この宇宙の意思が物質でできた人間の脳をコントロールして、その結果人間の脳に生まれた情報が更に高度な情報として思想や心を生み出していって、結果として神みたいな概念浮かぶんだとさ。

んで、あとはこういった感じの話ばっかり。

死と生は三次元に生きているときは別々なものだけど、四次元世界からすれば同じもの、とか。

波動理論とかでてきて、正常な人間は無意識に正常な波動を取り入れて同調しているけど病気のときはできない、とか。

可視の世界ばっかり科学は調べているけど、量子論とかだともう可視の世界だけじゃ無理なんだから不可視の世界も取り入れないとだめ! だから、超常現象とかオカルトとかを否定しないで取り入れろ! とかね。

 

 

なんだろうなぁ~。

最初の章読んだ段階で、こりゃあトンデモねぇところに落ち着くんだろうなぁと思ったけど、やっぱりその通りだったわ。

主張が正しくないとはいえないんだよね。妄想ぶっ放しているだけだからさ。

もっともらしい妄想に量子論とかぶち込んで、なんとなく説得力もたせようとしているだけなんだよなぁ。

 

というか、著者はとにかくひとつにしたいみたいね。

物理学者が統一理論つくろうと躍起になるように、著者はこの宇宙を理解するためにすべてを一つにまとめあげようとするんだよね。

だから、最終章は「科学と宗教と芸術の合一性」ってことになるし、それをやるのは数学だって話にまで飛んで行くんだよなぁ。

 

 

1章から十章までのいろんな死生観の部分は興味深かったし、いろいろ考えるきっかけになった。

でも、ほかの部分はな~。

もともと私が科学好きで量子論とかその辺りの問題点もある程度わかっているし、わからないことは保留にできるタイプだから結論を早々に出そうとする態度が気に喰わないんだよなぁ。

これからの科学が著者のいうようにオカルトとか超常現象を巻き込んでいくならそれでいいし、それで解明できるならそれが一番だ。

でも、とりあえず保留で。

 

私の中では↓の本と同レベルの扱い。

引き寄せ体質になるCDブック―――宇宙意識を起動して望みを実現する

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第六感に目覚める7つの瞑想CDブック---宇宙からの情報を受信する

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