サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

「ホーキング 虚時間の宇宙」

車いすの物理学者といえばホーキング。

2度離婚しているホーキング。

実はセックスクラブの常連だったホーキング。

そんなホーキングが主張する有名な話は「ブラックホールは蒸発する」というものだろう。

 

ブラックホールといえば一度入ったら光さえ脱出できない代物である。

そのブラックホールは消滅しないと言われていたが、ホーキングによってブラックホールが消滅することが示された。

なんでもかんでも吸い込んでしまう、宇宙にぽっかり開いた穴のような印象を持つブラックホールもいずれは消滅するのだ。

 

そんなことを示してしまう天才ホーキングが宇宙のはじまりをどう考えたのか。

無境界仮説というものを主張しているのだが、そこでは「宇宙には時間のはじまりも特異点もない」と言っているのである。

これだけ書いてもさっぱりわけがわからないだろうが、ホーキングのいう宇宙論はそういうものなのだ。

そもそもホーキングがそういった主張をするのは「特異点をなくしたい」という思いがあったからだと、この本の著者はいう。

特異点をなくしたいがゆえに作り出した無境界仮説。

その為には宇宙を「虚時間」で考えればいい。ホーキングはそういうのだ。

 

なら本当に虚時間とやらで宇宙は成り立っているのか?と聞かれれば、よくわからない。

ホーキングは宇宙の説明をするために虚時間で考えればいいといっているだけであって、実際に虚時間に従っているのかどうかはわからないのだ。

 

 

個人的にありとあらゆる宇宙論を楽しむには、どれかの宇宙論は絶対に正しいと考えるより「こいつら好き勝手に宇宙論ぶちかましてくるけど、この考え方面白い」と思えることが宇宙論を追いかけるには必要だと私は常々思う。

 ホーキングの宇宙論もそのように考えると面白いと思う。

特異点をなくしたいが故に作り出した宇宙論は、面白いだろう。

ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)

ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)