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サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

「ペンローズのねじれた四次元」 

ロジャー・ペンローズという人を知っていますか?

「皇帝の新しい心」という脳と意識を扱った本で有名になった理論物理学者だ。

この本だけで判断すると物理学者なのか?と思うかもしれませんが、相当天才な物理学者なのです。

 

相対性理論を習うと必ず「光速に近づくほど物体は縮む」ということを聞くはめになったでしょう。

私はこのローレンツ収縮というやつを理解し混乱しなくなるまでに時間がかかったわけですが、ペンローズローレンツ収縮すると縮んで見えるわけではなく「回転して見える」ということを証明した人なのです。

ただ縮むのではなく、回転して見えるとは摩訶不思議です。

それがなぜなのか知りたければこの本を読めばいいので紹介はしません。

 

他にもペンローズは「特異点定理」というものを証明した人でもあります。

ブラックホールの中心は特異点になっていると聞いた事があると思いますが、それを証明した人なのです。

このように理論物理学の分野では半端ない功績残している人なんですが、脳と意識についての本を出したらそっちが話題になっちまったわけです。

 

そんな相対論での業績が半端ないペンローズ量子論に突っ込んでいくのはしかたのないことなのですがそれがなぜかといえば、現代宇宙論が目指しているのが相対性理論量子論の統合だからです。

いかにしてこの2つを統合するかで四苦八苦しているのが宇宙論の現状であります。

ただ、私個人の問題で量子論がでてくると、もう頭がこんがらがってきてしまってわけがわからなくなってきます。

理解するために10冊以上量子論の本は読んだんですが、やっぱりわけがわからない。何度挑戦してもわからない。

量子力学の基礎的な波動関数の収縮とかそういう現象があるのは知っていますし、「そういうものがあるんだな!」と、なんとか自分の中に落とし込めてはいるんですが、量子論あたりになってくるともうわけがわからない。

そんな状況の私にとってペンローズが主張する「時空は量子的な重ね合わせになっている」は、もう理解の限度を超えてしまうのです。

 

というか、ここからこの本に書かれていることがわっけわからないんですよ。

重力波は非局在性だとか、時空の曲がり具合を表す「曲率」というのがあって四次元だとそれが20個あるだとか、「漸近的平坦性」とか。

一般レベルでも低めの位置にいる自分には、わからんのですよ。

しかもこの後の章には、スピノールとかスピンとかツイスターがでてきて、スピンは「大きさのない点が自転していて、おまけに回転速度がデジタル」とか、「大きさゼロのベクトルの平方根」とか、「四次元世界を左巻きのニュートリノの観点からみると単純に見える」とか言われて、ハイ終了。

諦めるのは仕方がないことです。

 

で、結局ペンローズがスピノールとかツイスターで何がいいたいのかといえば、

アインシュタイン特殊相対性理論で時間と空間は相対的なもので光こそが世界の根源だと考えた。

その光の速度を不変にするために時空というものが出来たにすぎないと言うわけである。

時空よりも光なのだ。

だがペンローズは、光が世界の根源ではなくスピノールを二乗すると光になるから、スピノールこそが世界の根源だと考えたのだ。

光よりもスピノールなのだと。

 

私の理解はここで終わることにした。

これ以上先にはいけない。

 

 

ついでに、最近発表された大栗 博司氏の論文を紹介しておこう。

量子もつれが時空を形成する仕組みを解明~重力を含む究極の統一理論への新しい視点~ | Kavli IPMU-カブリ数物連携宇宙研究機構

時空を形成するのは「量子もつれ」だというのだ。

もうどうすればいいんだろう。

 

 

皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則

皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則

 
ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫)

ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫)