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「狐と狸と大統領―ロシアを見る目」

一言でいえば、プーチン肯定本といったところだろうか。

 

著者はNHKモスクワ支局長を務めたジャーナリストで、プーチンにインタビューをしたこともあるという。

というか、二人で並んで歩いている写真がこの本にのっている。

狐と狸と大統領―ロシアを見る目

狐と狸と大統領―ロシアを見る目

 

この本は、NHKラジオ「ロシア語講座」に毎月連載していたエッセイをまとめたもので、2008年2月に発売された本である。

連載期間が一度目のプーチン大統領の任期と同じ期間続いていたので、本の内容はプーチンの話が多い。

 

プーチンは、ロシアの石油会社「ユーコス」の社長だった「ホドルコフスキー」を脱税など7つの罪で起訴して、約10年のシベリア送りにしたことがある。

ほかにも、自動車やメディアを掌握しロシアの半分を動かしていると豪語した「ベレゾフスキー」や、銀行とメディアでロシアを動かしてきた「グシンスキー」を脱税などで起訴し国外に追いやっている。

 

これらを行ったプーチンであるが、その心は「国家の富は国家に取り戻す」ことにつきると著者は言う。

共産主義から資本主義へ転換する混乱期に政商たち個人の手にわたっていたエネルギーを国家に取り戻すことがプーチン政権7年間の軌跡だったと言う。

この行為を国内から見れば国益を守ってくれた大統領にうつる。

ほかにもエネルギー価格高騰で経済は発展し、社会は安定したことも支持率に影響しているとのこと。

 

このような感じで、プーチンへの批判はなく肯定的に書かれているのがこの本の特徴である。

ロシアやプーチンに関しては批判的な言説が多いのは確かだろう。

著者はそこに疑問を持っていて、ロシアを見る目が批判的なもの一辺倒ではいけないと思っているようだ。

だから、この本では批判的な書き方をしていないのだろう。

 

 

プーチン 〔人間的考察〕

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