サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

「宇宙のダークエネルギー」

現代宇宙の謎ことダークエネルギー

光を出さねぇ吸収もしねぇ、直接観測できねぇ。

宇宙にほぼ均一に広がってやがるのは重力の働きが反対になっているからで、要するに反重力の性質をもっていやがる。

それでもってこの宇宙の73%はこのダークエネルギーが占めていやがる。

原因不明のダークエネルギーについて書かれた本がこいつだ。

宇宙のダークエネルギー?「未知なる力」の謎を解く? 光文社新書

宇宙のダークエネルギー?「未知なる力」の謎を解く? 光文社新書

 

 そりゃあ文句の一つも言いたくなるよ。

得体のしれないやつが宇宙の73%を占めているなんて言われたら、結局宇宙についてわからないままなんだから。

 

 

この本では第一部で理論的な説明を、第二部で観測方法を紹介している。

宇宙論には興味あっても天文学には興味がない私にとっては、観測方法なんざどうでもええのんじゃ。

 

アインシュタインが静止宇宙ってやつを説明するために、宇宙項というものを導入したという歴史的経緯がある。

静止宇宙は大きさが変わらないという宇宙ということだ。

アインシュタインは永遠に大きさの変わらない宇宙というものを説明するために、無理やり宇宙項をつけたした。

だが、後に宇宙が膨張していることをハッブルが発見したため、この宇宙項は失敗だったとアインシュタインは認めたのだった。

だが、宇宙が加速膨張しているという事実がわかるとそれを説明するために宇宙項が復活した。

そもそも宇宙項というやつは無理やり付け足したものだった。だから、宇宙を説明するのに必然のものではなかった。

だから、加速膨張を説明するために宇宙項が復活したというのは、とりあえず説明をつけるために宇宙項を付け加えただけにすぎない。

この宇宙項が結局なんなのかはわからない、そんな正体不明のエネルギーにダークエネルギーと名前がつけられたのだ。

 

 

加速膨張する現象を理論的に説明する方法がいまいくつかある。

まずは「スカラー」というものだ。

説明したいところだが、私の頭ではよくわからない。

 

次が「重力理論の修正」だ。

アインシュタイン一般相対性理論が間違っているかもしれないという前提で、理論の修正をしようとする方法だ。

 

次が「次元のコンパクト化」。

高次元理論が主流の現代において、ひも理論と相性がいいのがこの次元のコンパクト化というものだ。

 

あとは、ダークエネルギーも重力理論の修正もいらないのが「非一様宇宙」だ。

今までの宇宙論はスケールがでかくなっても宇宙は一様にできているという前提でできている。

だが、その前提を変えて宇宙は一様なのではなく非一様であると考えればいいというのが、非一様宇宙である。

地球が所属する銀河が宇宙の中でも物質の密度が薄いところにあるから、遠くにある物質の多い宇宙に重力で引っ張られるから、宇宙全体は膨張が減速していても、自分たちの周りだけは加速膨張しているように見える可能性があるとのこと。

 

 

要するに、ダークエネルギーを説明する理論はまだまだ発展途上ということだ。

宇宙論はまだまだ先が長そうである。

 

ボタンを掛け違えた現代宇宙論―ダークエネルギーによってSF化した宇宙論への警鐘
 
宇宙進化の謎―暗黒物質の正体に迫る (ブルーバックス)

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