サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

「結局わかりませんでした」 ビートたけしの対談本

ビートたけしが日本を代表する知性9人と行った対談の本。

9人の知性は科学方面の人物が多く、必然とそちら方面の話になっている。

といっても、ビートたけしが対談するのだから毒が吐出されるのは自然な流れだろう。

 

 

まずは惑星科学者である「松井孝典」。

まずは地球の話へ。

今の環境問題ってのは先進国に住む10億人がどうやってステータスを保持できるかって話。

そこで「地球」という言葉を使ってそれ以外の国のひとたちを巻き込みつつ「地球を守れ」とか言っているだけ。

100億人が先進国並の生活したら人類はもたない。

 

第一章のしょっぱなからこんな話がばかすか出てくる。

体裁取り繕ろうとする素振りすら見せない。

 

話は宇宙や研究者の話になると、学者にも一発屋がいるのかという話題になり、素粒子論をやる人間は20,30代のころに一発あてたあとは廃人になるなんて言われていたそうで、研究の最前線についていけなくなるかららしい。

 

 

次は「養老孟司」。

もちろん脳の話になるのは当然のことです。

頭がいいとか悪いって結局なんなのかって話からビートたけしが多重人格かもしれないって話など。

 

中でも、脳波を調べたくて心臓死した人間の脳で導電率を測る実験しようとした話は想像しただけで怖くなった。

心臓死した脳をとりだして電極につなぎ、導電率は温度で変わるから酸素を含んだ生理食塩水に近い液体を36℃まで温めて血管に流すという実験をしようとした。

だけれども、準備が整った段階であることに気がついた「もし脳波がでたらどうするのか」と。

脳波がでるということは、脳が生きているということになる。

もし、この実験で本当に脳波がでたら脳がよみがったということになったかもしれない・・・。

 

 

次は「本川達雄」という歌う生物学者。

ゾウの時間 ネズミの時間という名著で時間というのは体重の1/4に比例するというのを主張した人物である。

でかいやつは時間の流れ方がゆっくりになるということで、小さいやつは寿命が短いし心臓の鼓動のスピードも速いということだ。

 

人間の場合は60kgだとすると寿命は大体30歳である。

だけれども、医学の発達だとかそういうもので70、80まで生きるようになった。

本来ならば子供作って育てたところで”あがり”なのに、生きているもんだから自分の子孫のエネルギー奪っている。

たけし「長生きの老人を祝うなんて何考えてんだって(笑)」

本川「生物学的にみればトンデモナイ」

そして、これからは姥捨ての時代という話になっていくのだった。

 

 

次は「荒川秀樹」。

歯の噛み合わせと人体への影響を調べている人らしい。

特に印象にのこったことはないので割愛。

 

次は「ピーター・フランクル」という数学者。

ここで問題。

男女二人ずついてみんな病気持ちなんだけど全員が総当りで安全にセックスするためには最低何枚のコンドームが必要でしょうか?

というのがこの章で紹介されている。

 

ちなみに答えは3枚。2枚重ねで使うのがコツです。

 

次は「荒俣宏」。

神秘学の男であるがゆえに、しょっぱなから風水の話へ。

そこから京都はほとんど女性器だという話へ。

鳥瞰すると船岡山クリトリスで、生駒山系と東山三十六峰とで大陰唇。昔の平安京が小陰唇で、桂川鴨川がヴィーナスの丘を縁っていると。

 

一番衝撃的だったのは、相撲は太った男を妊婦にみたてて闘わせているという事実。

妊婦同士を闘わせる意味がさっぱりわからないが、それがいまだに続いているのだから日本の奇妙さは半端ないだろう。

 

そのあとは戦争時の呪い合戦の話などなど。

 

 

次は「中原英臣」。

DNAの話題になり、ダーウィンの進化論を懐疑しつつウィルス進化説を語っていた。

 

 

次は「森幹彦」。

飛行機について語っていた。

飛行機の設計思想において最終的に優先するのは人かコンピュータか。

自動操縦かマニュアルどちらを優先するのか、その話が興味深かった。

 

 

最後は「上野正彦」。

監察医。30年で2万体もの死体を解剖した人物である。

 

その人の前でする話が、焼死体の男のポコチンが勃起しているように見えるという話から腹上死の話へ。

腹上死の統計を出したことがあるという上野先生。

年齢差が開いているケースでの腹上死が多いとのこと。

これは金持ちの爺と若い女の場合もあれば、大家の熟女と青年というパターンもあるとのこと。

しかも、女性の場合はくも膜下出血が多いそうで。

 

ちなみに焼死体のポコチンが勃起しているように見えるのはタンパク質が凝固するからです。

 

 

そんな感じで不謹慎な内容満載な対談本です。

こういうのを楽しめる人にならおすすめです。