サラダバーで結納

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「変な学術研究1」 役に立たない研究たっぷり

私は変わった研究が大好きである。

こんなこと思いついても実際にやらないだろう、と思うものや、どうしてそれを調べようと思ったのか疑問に思うものなど、そういう変な研究が大好きだ。

この本にはそういった研究がたくさんのっているわけで、そのなかから気に入ったものを紹介しよう。

変な学術研究〈1〉光るウサギ、火星人のおなら、叫ぶ冷凍庫 (ハヤカワ文庫NF)

変な学術研究〈1〉光るウサギ、火星人のおなら、叫ぶ冷凍庫 (ハヤカワ文庫NF)

 

 初っ端から自殺の話で始まるこの本。花火で自殺した人の報告や自動車での首吊り自殺の報告など、人々の自殺の仕方の多様性には脱帽するばかりである。

 

研究者というのは時にアホくさいことを研究する。

迷信には科学的根拠があるのかどうか確認するために「黒猫がそばを通ると不運がもたらされる」という迷信を研究しているのだ。

方法は、コインの裏表を当てるゲームを実施し、黒猫を足元に送り込んだ時とそうじゃない時を比べてみたというのだ。

しかも、白猫でも実験している。

結果はもちろん差などなかったわけだが、わざわざそんなことを調べる研究者がいることに、やはり脱帽する。

 

音楽が動物に与える影響を調べた研究では、ベートーヴェンの曲やビートルズの曲を乳牛に聞かせて、牛乳の出る量の違いを報告したり、犬にブリトニー・スピアーズやバッハのソナタを聞かせたりヘヴィ・メタルきかせたりした実験の話がのっている。

 

 

次はこちらのゴッホの絵を見ていただきたい。

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「麦束のある月の出の風景」というタイトルの絵であるが、この光景は一体何月何日の何時なのか、それを調べた天文学者がいるのだ。

いつなのか知りたけれな、この本を買えばいいので紹介しない。

 

 

綿菓子を長持ちさせる研究では実用性皆無の方法を教えてくれる。

水分に触れなければ固まったりしないのだから、水分に触れないところに入れておけばいいということだ。

 

 

マーフィーの法則のなかに「トーストが落ちるときはいつでもバターを塗った面が下になる」というものがある。

これを科学的に研究した報告があり、なぜバターを塗った面が下になるのか教えてくれる。

これも知りたければ、この本を買って読めばいい。

 

 

投資の話では、投げ矢にあたった銘柄だけ買って行ったら利益確定できたという研究が紹介される。

しかもアナリストよりも投げ矢のほうが優位になるなんてことまで言われているのだから、もう適当に買って適当に売ればいいんじゃないかと私は思う。

あと、サッカーの結果が株価に影響与えるかイングランドで調べると、大きな試合で勝つと翌日0.3%平均で上がり、負けたときは0.4%下がる。

しかも重要な試合になればなるほど変動率が高くなる。

ということで、スポーツの結果で買うか買わないか決める投資はどうだろうか。

 

 

失業は感染するという話がある。

これは、ある人物の失業期間は失業した人間との交友数が増えれば増えるほど長くなる というものだ。

要するにニートがたくさんのニートとつるんでいると、ニート脱出するまでの時間が長くなるということだ。

失業者が出会う度に失業期間が長くなる。

これではまるで感染症ではないか。

 

 

 

最後はしゃっくりの謎である。

しゃっくりがなぜ発生するのか、それは3億7千万年前までさかのぼることになる。

両生類がしゃっくりのような反射運動をするのだが、これは水をエラのほうに送り込み、肺に送り込まない働きをしているのだ。

それがずっと取り残されずに人間にも残っている。

それがしゃっくりだ。

 

 

と、まあそんな感じで役に立たない感じの研究がたっぷりの本である。

ぜひ、こういう研究が今後もたくさん出てくることを願う。

 

 

変な学術研究 2 (ハヤカワ文庫NF)

変な学術研究 2 (ハヤカワ文庫NF)

 
ヘンな論文

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