サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

「ゴミ投資家のための人生設計入門」 債権本位の糞っぷりを知った。

人生設計なんてものには縁のない人生を送っておりますが、山形浩生がこの本をおすすめしてたので読みました。

結果は知らないことのオンパレードでかなり面白かった。

ゴミ投資家のための人生設計入門 (オルタブックス)

ゴミ投資家のための人生設計入門 (オルタブックス)

 

 「人生の8割は土台からできている」。

この本はその8割の土台の経済的な側面を、不動産と生命保険の2種類で考えてみようというアイデアで書かれています。

 

Part1は不動産は人生にとってほんとうに必要かというタイトルになっています。

そこから始まる不動産の話。

キャピタルゲインがどうだとかインカムゲインがどうだとかローンはどうだとかそういう話。

そんな話から日本の民法の欠陥の話なっていき、債権本位と債務本位の話になる。

日本は債権本位なんだそうです。

これのせいで銀行や消費者金融がやりたい放題やれちゃうわけなんだろうです。

この記事で説明しようにも知識が足りないからなんとも言えないんですが、そういうものみたいです。

債権が本位だから口約束で売買が成立するし、利息の天引きが認められるわけです。

中でもウィズリコースローンが認められるが異常だということです。

ウィズリコースローンというのは「債権者は担保を超えて債務者に債務の弁償を請求できる」というものです。

債務本位であれば「債務者は担保以上の債務を弁償する必要はない」のですが、日本は債権本位なので債権者が請求すれば担保以上でも弁償を請求できるのです。

これを住宅ローンで考えてみます。

 

住宅をローンで買ったが支払いできそうにない。

ということで担保になっている住宅を売ることにした。

だが、売ってもローンの残高が残ってしまった。

残ったローンの支払いはしなければならない。

これがウィズリコースローンです。

 

では、債務本位の国の住宅ローンノンリコース・ローンがどういうものかというと

住宅ローンの支払いができそうにない。

住宅を手放すことに。

担保となる住宅を手放したので債務がなくなる。

よって住宅ローンの残高の支払いなんぞ生じることがない。

これがノンリコース・ローンです。

 

担保がなくなればローンはちゃらになる。

だが、日本ではそうはならない。

債権者が担保以上の金を請求できるので担保となっている住宅を売ろうがローンは払ってもらうよってことになるわけです。

実にクソですね~。

債権が本位だからこんなことになるんですね~。

 

 

さて、不動産編はそんな話を混ぜながら進むわけですが、競売物件ってどうなの?って話になっていきます。

新聞とかにたまにのっている競売物件

オークション形式でやったらヤクザが「そこら辺にしとけよ」っていってくるから郵送でもOKになった。

いざ競売物件落札したけど、物件に人が住んでいたなんてこともある。

なんだったらヤクザに住んでもらって立ち退き料払わせるとか。

明らかに不法侵入なんだけど警察は民事不介入ってことで役に立たねぇ。

一般の人相手に無理な立ち退きしたら首つったり火をつけたりしたとか。

まぁそんなことがあるから競売物件はやめておけって話でございます。

じゃあ物件落とす前にどうやって人が住んでいるか調べるのかっていうと、作業着着て水道メーターを見るんだそうです。

そこまでやるのが競売物件の世界ということですね。

素人が手をだす世界じゃねぇ。

 

 

Part2は6歳子どもでもわかる生命保険

保険は宝くじと同じ?って項目がある。

結論は宝くじの仕組みを金儲けに使えばギャンブル、リスクヘッジに使えば保険になる

 というものだった。

まぁそういうことらしい。

あとは、年金とかそういう話。

とりあえず、暗くなる話。

 

 

 

この本を読んで人生設計をしっかりやろうと思える人は、人生がもともとある程度しっかりしている人ですよ。

そういう人がやればいいんですよ。

子どもはおろか結婚すらできそうにない自分には関係ない世界の話よね。

1人で生きる人生に人生設計なんてどうでもいいよ。

そう思った。

 

 

ゴミ投資家のためシリーズはいくつも出ているので興味がある人は読んでみるといいかもね。

ゴミ投資家のための税金天国(タックスヘイヴン)入門 (オルタブックス)

ゴミ投資家のための税金天国(タックスヘイヴン)入門 (オルタブックス)