見てみろよ!
水素水だのマイナスイオンだのといった健康を謳ったクソ商品はいつまでたってもなくならねぇ。
ど田舎にアパート建てさせるクソ建設会社は老人をターゲットにして、
騙す気マンマンの営業マンが金融商品をもってくる。
挙句の果てにオレオレ詐欺のような詐欺が一つの仕事となってしまっている。
世の中は全力で騙しにくる。
いろんなことを知っていれば防げるわけでもないが、知らなければ知らないほど騙されやすくなる。
あ~騙されないために、いろんなこと知らなきゃいけないんなんて、実に面倒臭い。
スタニスワフ・レムの「逆黙示録(完全な真空)」という話は、何かを創造するやつは金を払え!という話だった。
自分の発明品をどうしても世の中に広めたいんだったら金を払わなきゃならないなんておかしいと思うかもしれないが、金を払ってでも広めたいものがあるならこれを実行するだろう。
ものが過剰な時代に必要なのは、創造に制限を加えることだって話なんだ。
これを実行すれば、騙すやつは格段に減る。
水素水が本当に身体にいいと思っているんだったら、金払ってでも広めてみやがれ!
本当に他人の健康のことを考えているなら、資材を投げ打つことぐらいできるだろ?ってことよね。
まぁ、この制度ができても騙す奴はいなくならねぇな。
騙すのが楽しくて仕方がないってやつがいるから。

- 作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,長谷見一雄,西成彦,沼野充義
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1998/02
- メディア: 単行本
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