サラダバーで結納

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殺せる位置までたどり着いたのに・・・ 映画「HERO」

2003年に日本で公開された中国の映画「HERO」。

ジェット・リーという超有名なアクションスターが主人公の映画である。

この映画の特徴はなによりも「色」であろう。

赤色を使う場面では、着るものから風景まで何もかもが赤色に統一され、青色なら青色に統一される。

色彩豊かではなく、一色をふんだんに使っているのが特徴的だ。

 

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 ・あらすじ

無名という名の剣士(ジェット・リー)が2つの剣と1本の槍を持って、秦の王の宮殿にやってくる。

その2本の剣と1本の槍は、秦王を暗殺しようとした人物達が持っていた武器であった。

無名は秦王を狙った刺客を倒したことを証明したため、秦王まで10歩の距離まで近づき、倒したときの話をしはじめる。

 

槍の使い手であった長空と戦ったときの話、残剣と飛雪の二人は恋仲であったが、秦王暗殺に失敗したあと不仲になっており、残剣と侍女の如月が関係を持ち、その嫉妬心を利用して倒せたという話をする。

だが、秦王は残剣と飛雪の二人がその程度のことで心を乱すとは信じられないという。

 

無名は本当の話をし始める。

残剣は無名に「暗殺をやめろ」といったことを。

 

過去に残剣と飛雪は秦王暗殺を行った時、本当は暗殺できた。

だが、秦王と戦っていた残剣が途中でやめたのだった。

そのことで残剣と飛雪の関係はギクシャクしていた。

なぜ、残剣はやめたのか。

なぜ、残剣は「暗殺をやめろ」というのか。

 

 

そのことがひっかかり、無名は秦王を殺せる10歩の距離にいるのに殺さないでいる。

無名は秦王を殺すのか殺さないのか。

 

 

 

・感想

美しい映画である。

それは色の使い方もそうであるが、ひとりひとりのキャラクターの静けさも関係があるだろう。

人を殺すという話でありながら、全体的に静かに進んでいく印象を受ける。

不思議である。

 

残剣が秦王を殺さなかった理由を知れば、彼の行動も納得できるかもしれない。

ただ自分が無名の立場だったときに、残剣の話を受け入れられるかどうかはわからない。

私怨を離れ大義を見ることができるかどうかがわからないからだ。

 

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