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サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

普通の人が語る悟りの話 「わかっちゃった人たち」

「悟り」というものがどうやらあるらしい。

本当にあるのかどうか疑問ではあるが、この「わかっちゃった人たち」という本に出て来る7人は、普通の人であるにもかかわらずどうやら悟ったらしいのだ。

わかっちゃった人たち 悟りについて普通の7人が語ったこと

わかっちゃった人たち 悟りについて普通の7人が語ったこと

 

 まず最初に「悟りとは何か」ということを説明しておく必要があるだろう。

どうやら悟りというのは<一体性>というものらしい。

生は最初から完璧で、<全体>から切り離さた<個人>というものがあるという思い込み、そういったものがどうやら「悟り」というものらしい。

悟っていない立場から言わせれば、まったくもってわけがわからない話ではあるのだが、とりあえず「悟り」というものがあるらしい。

 

 

この「わかっちゃった人たち」という本は、悟った普通の人の話を7人分紹介している。

それぞれの人物が悟るまでのエピソードを軽く紹介しておこう。

 

・一人目は「D・A」という人物の話

 禅や瞑想に興味を持ったが長く学び続けることはしなかった。

 喜びがあふれる恍惚状態は時々あったが一時的なものだった。

 ある女性と同棲していたが振られたのが最後の一撃でかなり落ち込んだが、その後ロジャー・リンデンという人とのセッションで覚醒した。

 

・二人目は「C・B」という人物の話

 21歳の時、歯科医院で笑気麻酔を吸引したときに、体外離脱体験を経験してからそれが何なのか探求を始める。

 リトリートに参加し、1日に4時間詠唱し瞑想を一日4時間やったりした。

 27年、ゆっくりとしたプロセスを経て徐々に悟っていった。

 

・3人目は「I・D・A」という人物の話

 心の平安を求めて30年間いろんな教えを学んだ。

 あるリトリートに参加し、ネイティブ・アメリカンの儀式に参加した後に覚醒。

 

・4人目は「Y・S」という人物の話

  瞑想やグループワークを行って「より良い人間」になろうとしていた。

 あるときスピードを出して運転しているとき、突如泣き叫びはじめ、とても怒っていた。

 より良い人間になるための試みがくだらないことに思えたから。

 するとふいにベールが取り払われて覚醒。

 

・5人目は「C・T」という人物の話

 ありとあらゆる「~教」について学ぶ。

 そして「もうこれ以上は頭では無理だ」と思って手放し始めたら覚醒

 

・6人目は「T・F」という人物の話

 人生のすべてが「不安」に乗っ取られていた。

 あるとき「奇跡のコース」に参加して、ものすごい恍惚感を感じて覚醒。

 

・7人目は「K・N」という人物の話

 ときどき、自分が消える感覚があった。

 あるとき、トニーパーソンズという人物を話をいつものように聞きおわって、立ち上がった時に覚醒。

 

 

以上が7人が悟ったときの話である。

悟るまでにかかった経緯も違えば、状況も全く違う。

悟りというのはいつやってくるかわからないということだろう。

 

そんな7人すべてが共通して言うことはただ<あるということ>だ。

それぞれの人間が別々の言い方をしているが、「ただある」ということを言っているのだ。

ただ起こっている。それだけだと言う。

 

 

悟ったからと言って急に利他的になったり、自堕落な性格が治ったりするわけでもなく、つまらないものを欲しがったりするのはそのままらしい。

後、「私」というものは存在していないと、誰もが最初からそうだったのだとわかるとのこと。

まったくもって悟っていない人間からするとよくわからない話ばかりだ。

だが、きっとこういう境地があるのだろう。

 

 

この本は、まさに普通の人が悟った話をしている。

読んでいると矛盾を感じたり、よくわからなくなったりするだろう。

だが、それがいいのかもしれない。

そのよくわからない感じが悟りなのだろう。

 

これのこと

これのこと

 
何でもないものが あらゆるものである - 無、存在、すべて -(覚醒ブックス)

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