サラダバーで結納

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遺伝子が社会行動に影響与えているとしたら 「人類のやっかいな遺産」

人類は進化してないと思っていた。

だが、そんなことはない。未だに進化し続けている。

人類のやっかいな遺産──遺伝子、人種、進化の歴史

人類のやっかいな遺産──遺伝子、人種、進化の歴史

 

 ヒトゲノムの研究のおかげで、人類の進化は最近も続いていて、しかも大量に起こっていて、地域的に違いがあることがわかっているというのだ。

例えば、クードレ島の女性の第一子出生年齢は1799年~1940年の間に、26歳から22歳へと変化したとのこと。 

しかも栄養状態の改善などの他の要素の影響は除外して考えられるとのことで、出生年齢の低下は遺伝子が変化した結果だという。

 

 

 

なぜ、経済発展した国もあれば、貧困のままの国があるのか。

明確な答えはないが、この本ではある主張がなされる。

「遺伝子が影響しているのではないか」というものだ。

人類の能力は基本的に同じであって、教育や環境が違うから各国で差がでるというのがよくある主張であるが、本書は違う。

そもそもの遺伝子が違うというのだ。

遺伝子が違うから能力に違いがあって各国に差がでてくるというのだ。

この主張はかなり人種差別的で危険である。

危険ではあるのだが、そういう研究があるというのも事実だ。

 

 

本書は大きく分けてコーカソイド、アフリカ系、東アジア系の3つに分類して論じている。

この分類に文句を言っても仕方がない。

白人、黒人、黄色人種という人種の違いがあると言っているにすぎないのだから(そこにすら文句をいう人もいるけども)。

だが、その差が社会行動に影響を与えていると本書では主張しているのだから、そこに文句を言うのは無理もない話である。

しかも、根拠が弱い。

なので、この本に書かれていることを鵜呑みにするのはどうかとおもうところである。

 

あれこれ書いてきたが、一言で説明すれば遺伝子と進化を使って社会制度や経済発展を説明しようとしている本ということだ。

正しいかどうかはまだわからないので、そういう説があるんだよ~ぐらいに思っておくといい。