サラダバーで結納

本当によくあるブログ。作品の感想や思ったことを書いているブログ。

「本当にあった医学論文」 若干置いてけぼりにあう。

この本に出てくるのは変わった症状をくらった人々である。

尿道に異物を挿入した人、肛門に牛の角を挿入した人、心臓に70年前に打たれた弾丸が見つかった人などなど。

そういう医学論文を紹介し、人間の凄まじさを感じられる本である。

本当にあった医学論文

本当にあった医学論文

 

 さて、早速であるがこの本に文句がある。

それは、知らない言葉が出て来るところだ。

例えば「クレゾールで足湯をするとどうなる」とタイトルのついた文章があるのだが、「クレゾールとは何か」についての説明は一切ない。

「クレゾールぐらい知っているだろ」という前提で書かれているのだ。

他にも「くしゃみで発症した両側気胸」という文章があるが、「気胸とは何か」についてはさっぱり書かれていない。

気胸ぐらい知っていて当然と言わんばかりである。

 

「醤油の一気のみで血清ナトリウム値が196mEq/L」なんて書かれていても、血清ナトリウム値がどういうものなのかは「わかっているだろう?」ということで詳しくは書かれていない。

 

関節を鳴らすと関節炎になるかどうか調べた論文を紹介している文章では、著者のPIP関節がこころなしか左右にふくらんでいる気がするといういう。

PIP関節がなんなのかの説明はもちろんない。

 

極めつけは「医学論文の著者の順番」というコラムである。

医学論文を書く向けのコラムがのっているのだ。

普段医学論文を読むことすらないのに、書くためのアドバイスをもらうことになるとは思わなかった。

 

要するにこの本の読者のターゲットはあくまで医療関係者であり、医学知識のない人に向けて書かれていないのである。

そこを受け入れた上で読むことをおすすめしたい。

 

 

紹介されている論文は、下ネタから死亡率が上昇する生活習慣などなど多岐にわたるわけだが、中でも私のお気に入りは「ダンスダンスレボリューションハンチントン舞踏病の治療に有効」という論文だ。

リハビリにゲームを取り入れるのは良いことだろう。

何よりも楽しいのだから、それが一番いい。

 

 

知って得したことは、しゃっくりを止めたければ直腸マッサージをすればいいということ。

 

本当にあった医学論文2

本当にあった医学論文2

 
本当にあった医学論文3

本当にあった医学論文3